私はふと、自分は何をしているんだろうと思う時がある。
それは休日に限らず仕事中にも考えてしまう。
このまま流れるままに生きていていいのだろうかと。
私は現在30歳で妻と二人暮らしのごく普通の男である。
小学生の頃から勉強もせずサッカーに明け暮れ、一時はプロも目指したが、高校3年生で怪我によりあっさりと夢が絶たれる。
18歳で夢はなくなり、もともと勉強はほとんどしてこなかったため、知識も学力もない。この先どうしたら良いか考えたが、とりあえずという気持ちで専門学校へ進学。
当然、なんとなく入った学校だったため勉強には力が入らず、友達と遊んでばかり。その時は未来のことなんて「なんとかなるっしょ!」と、全く根拠のない自信と無頓着な若者特有の、どうにかなるだろうパッパラパー野郎であった。
学校卒業後はスポーツ関連の仕事につき、3年間営業や販売の仕事を流れるままにこなしていく日々が続く。
そんな3年目のある日、上司から「君はこの仕事で何になりたい?この先何を目指す?」
夢も目標もない私は少し考えて「いずれは部署の課長になりたいです」と答えた。
今思えばなんて面白みのないことを言ったんだろうとつくづく思う。
上司は「それで良いのか?」と言ってきた。
正直私は「え?ダメなの?」と思い、言葉に詰まってしまった。
その時「私が君の立場だったらここの社長を目指すよ」と言ってきた。
私の中では衝撃の一言であった。その会社は海外に本社を置く下請け企業を含めたら何千人規模の会社であるからだ。
そんな無茶な…
そう思ったのと同時に、私でも目指せるのか!と思ったのも事実。
さらに上司は続けて「男たるもの上を目指しなさい」と言った。
その日の夜、自分はこのままでいいのかと考えた結果、以前夢であったプロ選手はもう無理だけど、選手をサポートすることならできるかも。と少し先の目標が見え始めたと同時に、サポートができる資格を取れる学校を探し始めた。
色々調べていくと、プロのトレーナーになるためには国家資格(鍼灸師・柔道整復師・理学療法士・あん摩マッサージ指圧師)と民間資格(アスレチックトレーナー・パーソナルトレーナー等)を取ることが一般的とのこと。(必須ではない)
私はもともと理学療法士という資格に興味があったためすぐに資格が取れる学校を探し始めた。
とにかく条件は
①学費の分納ができるところ
②夜間部のあるところ
③家から近いところ
この3つで絞り、条件に合う学校を見つけた。
次の日、職場の上司に「私、働きながら学校に通うことにしました。」と告げた。
すると上司は「そうか、頑張れよ」と一言。
あっさりすぎて寂しい気もしたが、すぐに受け入れてくれたことに感謝でいっぱいだった。
早速仕事と学校の両立生活がスタートした。
あまり気にしていなかったが、医療系の学校は学費がバカ高い。
しかも4年間…
周りの友人は仕事も順調でお金もみるみる貯まっていく中、私はどんどんお金が無くなっていく…
自分に投資投資!って言い続けながら怒涛の勉強量で4年間を皆勤賞で卒業し、危なげなく国家資格も取得。
今まで、誰でもやればできる!って言葉全然信じてなかったけど、この時は本当にその通りだと思った。
今ではその成功体験が自分の財産となり、色々なことにチャレンジができている。
あんなにアホだった私が…
【やればできる】
本当に好きな言葉
やってみなければわからないし、やってもいないのに諦めるのは間違い。
自分の身をポンっと投げ出してみると、意外とできるもの。
一度でもその経験があると、どんな困難が来ても乗り越えられる。
その経験がある人はとても強い。
夢や目標に向かっている時、「私は何をしているのか」と思う時がある。マンネリ化する時もある。
そんな時、今までの経験や知識を思い出し、諦めない強い意識を持つこと。
それでも挫折しそうになったら…
【初心に戻れる場所に行こう】
原点に戻れる場所
私の原点は上司とあった前職場
夢や希望を持つことはとても大事
諦めないで継続することも大事
これを続けていくためには初心に戻れることが大事
今日は早速初心に戻って来ました。